情シス部門が抱える課題
1.リソース不足
・情シス部門はしばしば日々の運用業務に追われ、新しいスキルを学ぶ時間や余裕ない
・ノンコア業務のアウトソーシングが進む一方で、肝心の「プロジェクト牽引能力」が社内に蓄積さていない
・・OJTを実施するメンバー不足
2.スキル不足
・システム導入やプロジェクト管理の実践スキルを持つメンバーが少ないため、ベンダーやコンサルに依存せざるを得ない
・実践の場に触れる機会が少ないため、スキルの向上もすすまない
・OJTを実施するメンバーがいたとしてもスキルが不足
3.リスク回避思考
・投資失敗を恐れるあまり、外部に頼ることで短期的なリスクを軽減
・短期的な視点にとらわれて長期的には内製化の機会を失う
・既存業務を守ることを優先して組織の機能変革への一歩が踏み出せない
ITプロジェクトOJTトレーナー役割と意義
1.プロジェクトの成功と人材育成の両立
・「ITプロジェクトOJTトレーナー」は、単なるプロジェクト管理者やコンサルタントだけではなく、情シスメンバーに「伴走しながら育てる」役割
・メンバーが実際のプロジェクトを通じて学び、スキルを身に付ける機会の提供
2.スキルの定着化の促進
・単に外部に依存するのではなく、内製化を促進するために必要なスキルを現場で教える
・実際のタスクを遂行する中での学びを重視し、理論と実践の結びつけを体験
3.長期的な組織力の強化
・単発のプロジェクト成功ではなく、組織としての持続可能な成長を見据えた取り組み
・組織の競争力を高め、外部依存を減らす基盤作りに寄与
OJTトレーニングの例
1.プロジェクト初期段階
・情シス部門メンバーのスキル診断を行い、役割の割り振り
・プロジェクト終了時点での到達点、何ができるようになりたいかの明確化
・必要な基礎知識(プロジェクト管理、ツールの使い方など)の学習
2.実践フェーズ
・トレーナーがファシリテーターとして現場に入り込み、メンバーが主導権を持ちながらも適切なサポートの実施
・プロジェクト進行中に発生する課題をリアルタイムで指導
・1on1ミーティングの実施によるコーチングの実施(気づきの促し)
3.振り返りと改善提案
・プロジェクト終了時にプロジェクト当初に描いた到達点への達成度の確認
・プロジェクトの振り返りセッションを行い、成果や課題を共有
・次のプロジェクトに向けた改善案を策定し、成長サイクル実践に向けた準備
各種サービス

システム導入企画支援
Planning
- 経営上・業務上の課題の抽出(トップダウン&ボトムアップ)
- 導入スコープ・導入目的の明確化
- ASIS、TOBEの作成
- 既存システムの機能調査
- TOBEを実現するためのシステム機能の検討
- RFPの発行、ベンダー・パッケージ選定
- プロジェクトの立上
- 一覧の活動を通じての要員育成

システム導入支援
Implementation
- プロジェクトの進捗管理
- プロジェクトで発生した個別課題の検討支援
- 移行の検討支援
- ベンダー作成の見積もりの精査支援
- ベンダーの品質チェック支援
(ベンダーの成果物のレビュー支援) - プロジェクト予算管理支援
- ステアリングコミッティへの上申、報告支援

個別テーマ支援
Thema
- 現状の課題の確認
(ヒアリングや数値情報からの課題の確認) - 各課題の原因の追究(根本原因の明確化)
- 根本原因のカテゴライズと相関の確認
- 改善の方向性の検討・確認
- 改善テーマの別の具体的な改善方法の検討
- 改善実行のロードマップの作成
(難易度、効果、各テーマの相関、前後関係等の確認)