氏名 永田 智
◎ ITプロジェクトOJTトレーナー
◎ 中堅、中小の製造業におけるITプロジェクトの成功とプロジェクト実行力の向上
◎ T&Cカンパニー株式会社 代表取締役
大阪府池田市生まれ、神奈川県川崎市在住
青山学院大学 理工学部 経営工学科 卒
簡単に私の職歴を紹介させていただきます。
・製造業の情報システム部(本社・工場を経験、システム開発、運営)
・事業部門の企画管理部(システム企画、M&A)
・コンサルファーム(製造業・物流業を中心に改善コンサル、業務改善からシステム企画)
・システムインテグレーター(ERPシステムプリセールス、導入、ITコンサル)
・製造業系IT機能会社(システム企画、システム導入、業務コンサル、コンサル部門立上)
・製造業の情報システム部(情報システム部長としてERP、MESの導入)
長年製造業のシステムにかかわって仕事をさせていただいています。システムの企画から導入、運用からリプレースまでというシステムのライフサイクル全般でシステムとかかわりを持って仕事をしています。また、システムというものを情報システム部門、システムインテグレーター、業務・ITコンサル、ユーザー部門と違った役割でも仕事をしていた経験があります。製造形態としては組立・加工、装置産業、量産から受注生産と多種、多様な生産形態の会社様を支援、経験しています。業務領域的には、サプライチェーン領域全般から、管理会計・原価管理、品質管理、設計・開発領域と幅広く製造業全般にプロジェクトに参画してまいりました。
このような経験の中で多くのプロジェクトの成功に寄与させていただいたと思っていますが、当然うまくいかなかったプロジェクトも全くないわけではありません。成功しなかったプロジェクトにはある共通点があると長年やってきて感じています。その共通点は情シスのスキル不足、関与不足(スキルがないから関与ができない)です。情シスがない企業様ではどう対処するか。とおしかりを受けそうですので、この解決策は自社の情シスの役割ができるITコンサルを起用しなければならないと思います。
話を本題にもどしますと、中堅、中小の製造業様ではどのようにシステム導入プロジェクトを成功させるのか?大企業様であれば潤沢なリソース(人と金)を持っています。そうではない中堅、中小の製造業様では限られたリソースの中で最大のパフォーマンスを発揮しなければなりません。それは言うまでもなく情シスのプロジェクト実行力が必要になると考えています。この「プロジェクト実行力」は一朝一夕で身につくものでもありません、外部の講習会やセミナーに参加して身につけた知識で明日から急に発揮できる力ではないと思います。自社の「モノづくり」や「業務の仕方」をしっかりと理解していなければならないと思います。直接見て、聞いてといった泥臭い経験も必要になります。同じように実際のプロジェクトに参画して自身の目で見て、耳で聞いて、考えてといった実経験が必要になります。
「プロジェクトは成功する」、「情シスのプロジェクト実行力は向上する」、「プロジェクトは成功し、人材育成もできる」このような活動を通じて、情シス部門の力をつけることで日本の製造業の発展に寄与できればと思い「ITプロジェクトOJTトレーナー」なる造語を作って新しい会社を立ち上げました。
最後に、この文書を最後まで読んでいただいた方は情報システム部門の職制でこれからプロジェクトを実施しなければならないが、どのように対応していこうかと考えてられる方だと想像しています。私も皆様と同じ立場で仕事もしていました。皆様と同じような悩みを持ちどのように対応してきたかも含めて皆様のシステム導入プロジェクトをお手伝いできればと思っています。